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深沢の家 天井編
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ソファに腰かけて家族でお話をしたり、それぞれがテレビを見たり、本を読んだりとゆったり落ち着いて過ごしてもらいたいと思っています。一家団らんはのんびりとした空間で。というのが私の考えです。
その為に私の設計する住まいの基本仕様の天井高は2.2mとしています。
2.4mというのが一般的な高さ。天井は高ければ高いほど良い!という人もいるようですが私はどうも落ち着かなくて・・・。2.4mの時代もあったのですが数年の試行錯誤の結果、様々な点から2.2mがベストじゃないかという答えに行きつきました。
リビングは吹き抜けなどで天井にメリハリを付け、建具は天井いっぱいの高さで製作します。そうすることで天井の高さが気にならなくなり、だけど座った時には落ち着く空間になります。
実際、見学会などで見に来られた方のほとんどの方が、私が言うまで気が付きません。
ちなみに2.2mの建具は高級感もありますし、反りのリスクも小さく、天井と建具枠との間の壁も無くなる為コストパフォーマンス◎だと思います。
天井や壁の色は真っ白ではなく少し茶色やグレー、ベージュなどが入った色にすると、反射が弱くなり明るすぎない落ち着いた空間になるのでオススメです。
それから、天井高を低く抑えることで建物の高さも抑えられ、外観のプロポーションが格段に良くなります。個人的にはこれもすごく重要。
実は初めて高さを低くしようと思ったのが、数年前2階建ての新築設計の際、どうしても寸胴で間延びしているような外観図面になってしまったのがきっかけでした。その時に建物自体を低く設計する事で、格段に格好良くなることに気が付きました。
そこから、材料の無駄が少なく、施工効率なども考慮し、現在の天井高&階高(土台から梁までの高さ)にたどり着きました。
みなさんがせっかく建てるマイホームです。家の中での過ごしかたも外観のカッコよさも私勝手に気にしちゃいます。
深澤 健
群馬県前橋市で耐震等級3・パッシブデザイン住宅を建てるなら
一家団らん応援住宅
株式会社 深沢