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師走の空気
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皆さんこんにちは。
2022年も残すところ1か月を切りました。普段落ち着いている僧侶も慌ただしく走り回るほど忙しいというのが[師走]の由来だそうです。
この時期、街中がバタバタしているような空気を感じますよね。私達も「今年中に工事を終わらせてほしい」というお客様の要望をかなえようとバタバタと動いております。忙しくなるとつい目の前の仕事を片付けていくような仕事の仕方になってしまい、視野が狭くなってしまいます。
先日、『仕事は楽しいかね?』という本をAudibleで聞いていたところ、あるフレーズが耳に残りました。
「人は変化は大嫌いだが、試してみる事は大好きなんだ」
私たちの仕事は家づくりやリフォームを通じてお客様を幸せにする事です。ライフスタイルやご予算を頭に入れながら空間づくりや暮らし方をご提案していく事です。
土地の形状、ご予算、暮らし方や将来の考え方が異なるご家族に同じ間取りの家を提案する事は100%ありません。一つとして同じご家族はいないからです。設計の際、いつも新しいアイディアを思い浮かべています。それは何か新しい実験的な事をしようという事ではありません。
本の中では「新しいアイディアというのは、新しい場所におかれた古いアイディアだ」と言っていました。その通りだと思います。私たちは色々なアイディアを考慮し、常に目を開いてアンテナを張っている必要があると思います。
忙しさを理由にするのではなく、忙しい時にこそ三歩進んで二歩下がるような慎重さと自分の周りを見られるゆとりを持った時間の使い方をしたいですね。
深澤