「どの断熱材が一番いいんですか？」
「深沢さんのところは、断熱材なに使ってるんですか？」

お客様からよく聞かれる質問です。

深沢組では壁・屋根はグラスウールを使用しています（屋根は吹込み式）。

非常に性能値が良く、コストパフォーマンスに優れた断熱材です。実際に昔から世界中で施工され続けている断熱材です。
反面、施工する人によって、施工の技術差が出やすいといわれるのも事実です。最近では施工の安定性に優先順位を置き、グラスウールを避ける会社も増えています。

私たちも数年間、吹き付けウレタンフォームを使用していた時期がありました。吹き付け断熱材は柱や梁に密着するので、気密を取りやすいというメリットがあります。
コストに関しては、施工自体が高いというのもありますが、一度ウレタンが付着した材木は、産業廃棄物として処分する必要があります。
※通常、木材は木くずとして処分します。
木くずよりも割高になりコスト的にも環境的にも優れているとは言えないと感じ、グラスウールに再度移行した経緯があります。

余談ですが、リフォームの際、壁を壊してみると殆どのお宅でグラスウールが施工されています。リフォーム工事では基本的にグラスウールを充填しています。
新築でもグラスウールを使用する事で、施工技術・知識を維持できるという側面もあります。

・コストパフォーマンス（同じコストでより良い断熱性能を出せる）
・環境負荷軽減
・施工技術・知識の維持

という私たちにとって一石三鳥な断熱材なんです。

とはいえ施工技術が問われる断熱材ですので、隙間なく充填する技術の向上とともに必ず気密測定をすることをオススメします。