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群馬県産材を使う理由
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深沢の家は、構造材(柱や土台など)に群馬県産材を積極的に使用しています。
私たちが使う県産材は、下仁田にある小井戸製材様から仕入れています。
以前、小井戸製材様にお伺いしました。その時に感じたことが群馬県産材を使い続けている大きな要因になっています。小井戸製材様は、群馬でとれた木材を乾燥・加工しています。
1本の丸太から、柱や垂木や床材などになる部分を切り出していきます。丸太の芯の辺りは柱や土台に、その周りの部分は垂木や間柱などの下地材や床材などに、端材や丸太の皮などはバイオマスボイラーの燃料になります。このボイラーは、木材を乾燥させるために使われます。ちなみに、おがくずは近隣のキノコ栽培に利用されているそうです。
記したように、1本の木から捨てるところはほぼありません。同じ工場内で行うため、輸送に使う燃料はかかりません。それに比べ海外からの輸送には当然コストがかかります。燃料を燃やして船→陸路を運ぶわけですから、環境負荷の観点からも輸入材にばかり頼ることが良い事とは言えないと思います。
また、群馬の木は切る毎に植樹し、林業の持続化・活性化、山の環境の健全化にもつながっています。木を伐り、また植える。山が健全に循環している事は、未来に繋がります。
群馬の木を大事に使う事は、このような環境の循環に関わる事ができます。
同じ群馬県の企業として、同じ「木」を扱う者として、この環境の歯車に私達も貢献していきたいと考えています。